イゴラギは昨年『アルカリハーフカラー』というカラーをメニューに加えました。といっても正式名称はサンコール社の『レアラカラー』というものなんですが他製品と比べアルカリの量が半分ほどでも明るくなりキレイに発色する優れものヘアカラーです。
ヘアサロンで使われるアルカリ
アルカリ剤で一番よく知られるのはアンモニア水でしょうか?揮発性に優れている反面、刺激臭があります。昔のパーマやカラーがツンとした臭いがしたのはアンモニア水の使用と現在のような消臭技術が無かったせいでしょう。アンモニア水の他にはモノエタノールアミン、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウム、アルギニン…とあります。
アンモニアの役目
例えばパーマではアルカリによってキューティクルを開き内部組織をゆるめ毛髪を柔らかくすることでパーマがかかりやすい状態を作ります。ヘアカラーの場合もアルカリがキューティクルを開き、二剤の過酸化水素水と混ざることで酸素を作り、その酸素が酸化染料と反応をおこし脱色&発色するのでパーマやカラーにおいてなくてはならないものです。(髪の状態により必要ない場合もあり)
アルカリは悪?
サロンでのヘアカラーで無くてはならないアルカリなのですが残留したアルカリは髪のダメージにつながります。髪をいためないためにも後処理でカタラーゼやヘマチンを使いアルカリを分解除去することが重要だと思います。またアルカリはヘアカラーにおいて過酸化水素と反応し髪を脱色するわけで、必要以上の脱色は褪色にも直接関係してきます。そこでアルカリの量を抑えることで必要以上の脱色をせずに染色してあげると一ヶ月後二か月後の褪色がおだやかで派手な髪色になりません。その他にもアルカリは頭皮に刺激を与えますので頭皮が沁みやすい方にもオススメです。アルカリは使い方で時に悪モノになってしまうこともありますが少ないアルカリでもキレイに染まりますのでカラーで頭皮が沁みやすいかた、褪色が気になる方はアルカリハーフカラー お試しあれ
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